中学英語の復習を終えたら次にすること 第1ステージ前半を完璧にしよう
2016/10/13
Contents
中学で学ぶ基礎英語をマスターしたら実践英語にステップアップ
中学生が3年間で学ぶ基礎的な文法をしっかり復習して自分のものにしたら、次は何をしたらいいのでしょうか?
中学英語のおさらいと基礎固めがまだの方はこちらの記事をどうぞ。→「英会話習得の基礎固め方法をまとめてみた」
まずは本当に中学英語が身に付いたのかチェック!
- 中学英語の文型をおさらいするテキストを使ってこれまでやってきたなら、そのテキストのどこを開いてもパッと例文が言えるようになっていますか?(文型把握・瞬間英作文のスキル)
- 出てくる単語の発音・スペルは間違って覚えていませんか?音声を聞いて確認しましょう。(スピーキング・リスニング・ディクテーションのスキル)
私がやっていた「99パターン」の本の場合、確認テストがダウンロードできるので、そのテストでチェックしました。1,2問間違うくらいだったら、大丈夫。間違ったところだけ復習します。
7割くらいしかできなかったら、あと1周か2周、同じテキストを繰り返してやらなくちゃダメです。ファイト~
瞬間英作文用は、実践を含めた本に進む
中学文型は覚えた!と思ったら、瞬間英作文は新しいテキストに進みます。
私は「毎日の英文法」¥1296にしました。または「会話できる英文法大特訓」¥1512もいいですね。どちらも出てくる文型のレベルは中学くらいで、文法項目別に掲載されてはいるのですが、より実践的な単文を覚えられるのでおすすめです。
勉強の方法は、1冊目と同じスタイルです。
こういう反復練習は、その時々のレベルに合わせた本を使いながらずっとやっていく必要があります。上の2冊は「英語上達完全マップ」で言う「第1ステージ」の中でも前半部分を完璧にするのにいいと思っています。
一日にどれくらいやるか決める
「毎日の英文法」は55の項目があります。1項目に14個の例文が付いているので、1日に2項目やると28の例文をマスターできます。この本も約1ヶ月で終了するという計算です。音声は無料ダウンロードできます。
「会話できる英文法大特訓」だったら、項目は80あるのですが例文が1項目約9文ずつなので、一日に3項目27文やる計画を立てます。そうすると、約1ヶ月で終了できます。こちらは付属CDがあります。
文法は感覚をつかむタイプの学習に切り替える
中学文法はひととおり復習しましたが、まだ使えるようにはなっていないなあ・・・という不安があるのでは?
「毎日の英文法」や「会話できる英文法大特訓」の中にも、簡単に文法が解説されているのですが、どちらもさらっとです。解説よりもトレーニングに重きを置いた本の作りだから。
そこでおすすめなのが、ユニークな先生としてNHKの英語番組でもおなじみの大西先生の本です。「ハートで話そう!マジカル英語塾 英語のバイエル初中級」という本。
この本、英語学習者の間では賛否両論あって、いろいろな人のレビューを読んでいるとよくわからなくなってくるのですが。NHKの英語番組などで見る大西先生が嫌いじゃない人なら大丈夫でしょう(笑)。
解説文の文体が個性的と言えば個性的かな。ネイティブの感覚やイメージをつかめるように、イラストや独特の表現を使って丁寧に説明してくれる本です。この本の解説を、繰り返しじっくり読みます。
読んでイメージが理解できるようになればOK。この本を文法の参考書として繰り返し読み物感覚で読むことをおすすめします。この段階では読むだけでいいなんて、気楽でしょ。ただ、実際に読んでみると結構難しいです。他の本で瞬間英作文や音読を続けながら、時々何度か読み返す、という風にすると前に読んでピンとこなかったところが、今回はわかる、という体験もできます。
中学から高校、大学までで学ぶ文法のうち、ネイティブが実際によく使うものが網羅されていますので、この本がわかるようになったらとりあえず文法の勉強は終えていいかな、というところですよ。
もし「高校文法」というくくりできちんと復習したいな、という場合はこちらの記事をご覧ください→「高校英文法のおさらいもしておきたい場合には「ひとつひとつ」
同じ本でトレーニングもできる
そしてもちろんこの本は、「読み物」で終わらせてはいけません。
この本は本来トレーニングする目的で編集されているから。大西先生はこの本の暗唱文を徹底的に口に出して覚えこめば話せるようになる!と熱く語っています。
今回の記事の最初で述べた、「毎日の英文法」または「会話できる英文法大特訓」の後に使う瞬間英作文本として向いています。
本文の中では解説の合間に例文が挟まっているので、瞬間英作文方式でのトレーニングはしにくいレイアウトですが、巻末の「暗唱文」がまとめられたページを使えば大丈夫。コピーして印を付けながらやってもいいですね。
ということで、「英語のバイエル初中級」は文法の2冊目として使い、瞬間英作文の3冊目としても使えて、とってもお得感あり。お得好きな主婦には嬉しいところです(笑)。
ただし、音声CDが別売りなんですよね。CDはなくてもトレーニング可能ですが、この音声が非常に会話的で面白いのでやっぱり入手することをお勧めします。(ちなみに私は中古でヤフオクに出ていたのをゲットしました)
NHK3か月トピック英会話ハートで話そう!マジカル英語塾英語のバイエル初中級[CD] ()
3冊を完全に使い倒したら、次のテキストへ
さて、次は「第1ステージ」の後半部分から「第2ステージ」に足をかけるためにどんなテキストを使うか、ですね。
もちろん、今持っているテキストをやり終えたらまた最初から繰り返して、どこを開いてもぱっと言えるくらいになってから、次のテキストを購入するというのが大切!!
「新しいテキストを揃える=英会話マスター」ではないですから、上記の3冊はよれよれになるくらい、使い倒しましょう。
ただ、違う英文を使ってやるほうが実力がつくという考え方があるので、第1ステージを完全にするためには、さらにあと少なくても2冊ないし4冊のテキストがあるといいのですよね。
どんな本がいいかは、ただいま、まとめ中です。
楽しく・早く学びたい人のためのおすすめ教材
可愛くて楽しいテキストで学ぶなら「アリスの英語」
初心者こそ「英語耳」を作るべき!スコット・ペリーの「ネイティブスピード」がおすすめ
変な癖が付いていない初心者のうちに英語を聞き取れる耳を作っておけば、自然に正しい発音もできるようになり、本当の意味で実践的な英語力が付きます。
早く英語で会話できるようになりたいなら、基礎学習と並行して、この教材でトレーニングしてみませんか?