主婦の英会話 独学レッスン

もうすぐ40代・働く主婦のkanoが、超初心者から独学で上達を目指す手順をまとめるブログ。(商品紹介にはアフィリエイト広告を利用しています)

暗記じゃなく反復が必要なのはなぜか

   

0-76

「英語は基本、暗記だよ」

英語がある程度出来る人からそう言われました。

ここで、その言葉を真に受けて英単語の本やフレーズ集を買おう、と思ったあなた!

ちょっと待って!!

Contents

「英会話」ができるようになりたいなら、暗記ではいけない

暗記だけで勉強したとして、もちろんある程度は力が付きます。例えばこんな人はむしろ暗記学習を徹底して行えばよいですね。

  • 英単語を聞き取って、大体何を言っているのかわかるようになれればいい人
  • 英文を読んで、おおまかに意味がつかめるようになればいい人
  • TOEICで高得点を取れたらそれでいい人
  • 海外旅行に行くのでその間だけ困らない会話が出来ればいい人

ですが、英語での会話を通して用件を伝え、相手の気持ちを汲み取り、状況に合わせて答えるというコミュニケーションができるようになりたいなら、暗記だけでは不十分です。

「暗記したフレーズのなかでこの状況にぴったりなものって、どれだったかな・・・?」と思い出そうとしているうちに、会話の相手は待ちくたびれて苦笑いでいなくなってしまいます。頑張って思い出すより、分厚いフレーズ集をいつも持ち歩いてすぐ開けるようにしておいたほうが、いいコミュニケーションが取れたりして。

じゃあ、どうすればいいの?

簡単なことをとにかく反復練習するのが大事

0-53基礎がないのに、いきなり英会話教室に通ってみたり、聞き流し教材だけを聞いてみたり、フレーズ集を暗記するのは、あまり身になりません。森沢洋介先生をはじめ、名だたる英語教育者たちが口をそろえて言うのがこれ。

基本がしっかりマスターできるまで、基礎の反復練習が必要だということです。

例えば瞬間英作文用に1冊本を買ったら、毎日分量を決めてこなすのは当然ですが、一通りやって満足するのじゃなく、何周もやるということ。暗記ではなくパターンをつかめるようになることです。

「英語上達完全マップ」では5,6周目からやっとパッと口から出るくらいになるので、さらに4,5周繰り返すことで、いわゆる「長期記憶」に刷り込まれるとあります。つまり、合計10周反復するのが目安ということになりますね。

「でもそれって結局は、使えるようになるまで暗記するってことじゃないの?」

・・・ある意味、正解です。

応用できるようになるまで体に叩き込むこと。徹底的に基本の型を染み込ませること。これは究極の暗記と言えるかもしれませんね。

冒頭で出てきた英語が出来る人の台詞、「英語は暗記だよ」というのは、もしこの意味で使っているとすればそのとおりなんです。その人は、徹底的に努力した自分の体験から、覚えこむことが大切だと認識しているのでそう言ったのかもしれません。

悪い暗記は「丸暗記」。暗記じゃなくトレーニングをすること

 

いま考えたように、反復して長期記憶に入れようとする「暗記」が必要な暗記です。

それに対して、こんな暗記をしてもあまり身につきません。

「和訳を見ただけで答えを覚えてしまっているのですぐ言える。」

実はこれは、瞬間英作文を繰り返し行っているときにも陥りやすいワナです。

同じ文章を繰り返し使うため、正しい解答を暗記してしまうことがあります。しかしこの暗記では、自分で英語を組み立てる力はついていません。いわゆる「丸暗記」ってやつですね。

しかも、日本語で考えるという思考パターンから抜け出せないんです。

「あ、日本語で言うとこうだから、それを英語にすると・・・たしかこの前本に出ていたなあ、どこだっけ?」と、英文が頭に浮かぶのではなく、使えそうなフレーズが出ていた本の1ページのイメージが頭に浮かぶ、ということになります。そうすると英語を口に出すまでにはずいぶん時間がかかってしまいますよね。

たくさん暗記したはずなのに、会話のキャッチボールをする実力がついていないということになってしまいます。

初心者だけどどうしても急いで英語が必要な人は、どうすればいいですか?

0-59「早く話せるようになりたい」と焦る気持ちはありますが、単語暗記やフレーズ暗記はある程度力のある人のための近道です。初心者はとにかく基礎文型のおさらいと反復をしばらく徹底しましょう!

Q. 初心者だけどどうしても急いで英語が必要な人は、どうすればいいですか?

A.急ぐ人も最初は我慢して基礎トレです。 一日の勉強の中で先に「瞬間英作文」をやって思考回路を英語に切り替えることをまず行います。

そのあとの時間を使って、すぐに必要になる単語、仕事で使うフレーズなどを覚えます。この暗記は本だけを見ながらやるのではなくて、目と耳、手と口のすべてを使ってください。

つまり、

  1. 自分で発声しながら暗唱する
  2. お手本の音声を聞きながらリピートする
  3. さらに発声しながら書き出す
  4. 必ず数時間後に復習、次の日にも復習、翌週にも復習といったように定期的に繰り返し思い出す

このすべてを行うことで記憶に深く刻むことができます。

これをどんな本を使って学習するかということも大切になってきますね。

ただの英単語集やフレーズ集を買ってしまうと遠回り。瞬間英作文がしやすいレイアウトで、実用的な例文をたくさん載せた英語本を使えば一石二鳥です。音声がついていることも必須。

例えば「毎日の英文法 頭の中に「英語のパターン」をつくる」や「英会話ペラペラビジネス100」などは使いやすいな、と私も実感しています。

 

また通販の英語教材で言えば「magic81」がおすすめ。初心者で急いでマスターしたい人には一番向いていると思います。急ぐ人は間違っても「スピー●ラーニング」などに手を出しちゃ、ダメですよ!(笑)

こちらの記事も参考にしてくださいね。「simple English magic81は初心者主婦に向いているかレビュー」

楽しく・早く学びたい人のためのおすすめ教材

可愛くて楽しいテキストで学ぶなら「アリスの英語」

あの「不思議の国のアリス」の物語を使ったテキストとCDで学べるコースがこちらです。

間違い探しのゲームをする感覚で「集中脳」を活用した学び方なのでびっくりするくらい入ってくるのが特徴。

絵本みたいな可愛いテキストもきっと気に入るはず!

地道に瞬間英作文トレーニングをするのが一番だと思っても、なかなか集中できない・・・という人は、これですね。

初心者こそ「英語耳」を作るべき!スコット・ペリーの「ネイティブスピード」がおすすめ

変な癖が付いていない初心者のうちに英語を聞き取れる耳を作っておけば、自然に正しい発音もできるようになり、本当の意味で実践的な英語力が付きます。

早く英語で会話できるようになりたいなら、基礎学習と並行して、この教材でトレーニングしてみませんか?

旅行までに話せるようになりたいなら「7+English」

旅行や留学などを控えていて、できるだけ早く自分の意思を伝えられるようになりたい!というときは、フレーズ暗記をする学習法は有効です。

ついつい頭の中で完璧な英作文をしてから口に出そう、間違った言葉遣いをしたくない、と思ってしまいがちですが、それじゃあとっさのコミュニケーションはできません。

日常英会話の中で使われるフレーズというのはそんなに数が多くありません。

急ぐ予定があるなら、まずこの「七田式教材」で最低限のフレーズを覚えてしまうという手もありますよ。

 - モチベーションやマインド