TOEIC(トーイック)などの資格は主婦にも必要?
2016/10/13
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主婦のやり直し英語でTOEICを目標にするのはありか
主婦で英会話が出来るようになりたいと思って英語の勉強をやり直している場合、TOEICなどのテストを受けたほうがいいのでしょうか?
TOEICは実力の目安になる?
そもそもTOEICのスコアは、本当に英語の実力を測る目安になるのでしょうか?
TOEIC700点以上あれば、海外赴任や留学もこなせるとされています。ところが、TOEICの点数が非常に高い人でも、いざ会話をするとなるとサッパリ・・・ということが多いのも事実。これは、TOEICのスコアを伸ばすためだけの勉強をしてきた人に多いそうですが、TOEICの点数と英会話の実力は必ずしも比例しないということが分かりますね。
TOEICのスコアと期待される実力の関係は、公式サイトによると以下のように定義されています。
TOEIC400~495点
看板を見てどんな店か、どんなサービスを提供する店かを理解できる。
TOEIC500~595点
時刻表が読める。How are you?などの簡単な質問を理解できる。
TOEIC600~695点
簡単な仕事上のメモが理解できる。ゆっくり話してもらえば、目的地までの順路を理解できる。
TOEIC700~795点
会議の案内等の社内文書を理解できる。自分の仕事に関連した日常業務についての説明を理解できる。
TOEIC800~895点
英語のネット上のページから必要な情報を収集できる。職場で発生した問題点について議論をしている同僚の話が理解できる。
TOEIC900~990点
自分の専門分野の高度な専門書を理解できる。最近の出来事や事件についての議論の内容を理解できる。
(一部抜粋)
これをよく見てみると、「読む」こと、「理解できる」ことが目安になっています。つまり、「説明できる」とか「議論に参加できる」レベルを目指しているのではないわけです。
「言われていることはわかるけれど、なんて返したらいいのかわからない」という状態もありえるわけですね。
英会話の実力を測るためならTOEIC SWテストを受けなくちゃダメ
TOEIC、TOEICと言いますが、「ただのTOEIC」テストはリスニングとリーディングテストのみだって、知っていましたか?
私はしばらくこれを知らなくて、TOEICと言えば英語の総合的な力を試せるテストだとばかり思い込んでいました。
リスニングとリーディングの能力が高ければ、必然的にスピーキングとライティングも出来るはず、というのがこれまでのTOEICテストのスタンスだったわけです。
でも現在はTOEIC SWテストというものがあり、直接的にスピーキング、ライティングの能力を測定できるようになっています。
というわけで、英語の総合的な実力は、通常のTOEICテスト(990点満点)に加えてSWテスト(400点満点)も受けて初めて証明できるということになりますね。
ところが、TOEIC SWテストを受ける人って少ない。TOEICで満点を取っている人でもSWテストに挑戦する人はわずかだそうです。こちらで点数が低くてがっかりするのが怖いのかも?!
TOEIC SWテストの受験料は主婦には高い・・・
TOEICの受験料はどのくらいかかるのでしょうか?
これは意外に安くて、5725円です。
TOEICは毎月1回、第2または第3日曜日に行われています。実施会場は各県で数箇所ずつ、大学や高校などを使用して行われています。ただ試験会場が遠い場合もあるかもしれませんね。
ところがTOEIC SWのほうの試験料は、10260円です。ちょっと高い。しかも、試験会場がTOEICよりも少ないのですよね。TOEICと同じ日に、同じ会場で受けられたら便利なのですが、試験日もずれている。
試験日や会場変更の手続きには手数料2700円がかかりますし、キャンセルした場合はキャンセル手数料5000円がかかるので、残り約5000円しか返ってこない。
この値段やシステムの違いも、SWテストを受ける人が少ない理由のひとつかもしれません。
主婦がTOEICを受ける場合の動機ベスト2とは
まあ、そんなこんなでTOEICを受ける必要はあるのかないのか、迷うところですね。
なんのためにTOEICを受けたいのか、をはっきりさせることが大切になってきます。大きく分けると、以下の2つになりますね。
1
TOEICで高得点を取って、転職や開業の際のアピールポイントにしたいから
(資格として活用したい)
2
ただ英語を勉強してもどのくらい上達したかわからないので、TOEICの点数で自分の力を測りたいから
「自分に自信をつけたい」とか「励みにしたい」「目標がないと頑張れない」というのは2の方に含むことにします。
TOEICを受けなくていい人とは
上記の2つに当てはまらない人は、あえてTOEICを受ける必要はないと言って良いと思います。
「純粋に英会話ができるようになればいい」という人なら、前述したとおりTOEICテストだけの勉強をしたとしてもスピーキング力がつけられるとは限らないですし、逆にテスト勉強中心の学習になることで実際的な英会話力には遠回りになるかもしれません。
「現時点で英語を使わなくてはならない場面がある」という人なら、なおさらテスト勉強などは必要ありませんね。必要なシーンで英語をどんどん活用していくための即戦力を鍛えなくちゃなりません。
私に関して言えば、今のところTOEICテストを受けることやスコアアップを目標にするつもりはありません。でも、実力を測るためのなんらかの目安が欲しくなることはあるかもしれません。そういうときにはどういう手段があるのか、調べておこうとは思っています。
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