主婦の英会話 独学レッスン

もうすぐ40代・働く主婦のkanoが、超初心者から独学で上達を目指す手順をまとめるブログ。(商品紹介にはアフィリエイト広告を利用しています)

「音読パッケージ」のやり方 忙しい主婦なのに30回もしなくちゃだめなの?

      2016/10/13

Contents

「音読パッケージ」のやりかた

0-21

 

瞬間英作文と一緒にやらなくてはいけない「音読パッケージ」。

詳しいやり方は森沢先生のサイトで解説されていますが、初心者主婦のためにわかりやすく書き出してみました。

音読パッケージに必要なもの

会話文や瞬間英作文用の短文でもできないことはないのですが、ニュース記事や物語などの流れがあるものが推奨されています。

専用のテキストだと適度な分量で便利ですが、自分の興味がある内容の子供向けの小説などを活用してもいいと思います。その場合は、一日にやる範囲を短く区切ります。小説だったら4,5文程度の段落を1つから2つ、1日でやるくらいがちょうど良さそうです。

正しい発音やイントネーションを真似るために、音声CDが付いているものを選びます。

使いやすいテキストについては別記事でどうぞ。「初心者のための音読用テキストでおすすめはこれ(2014・2015年版)」

森沢先生の言う「音読パッケージ」とは、「読む」トレーニングを3種類1セットにしたもの。つまりリピーティングのあとに音読をし、最後にシャドーイングをして1セットです。

ただし、徹底的な反復が必要。第1サイクルだけで30回やります。

 

1サイクル目の手順

瞬間英作文と同じく、「サイクル式」で回数をこなしていきます。まず最も大事なのが第1サイクルめ。

step1 音声を1,2回聞く。

step2 文章の意味を理解する。(文法・訳・表現など)

step3 テキストを見ながら、音声の後について5回リピーティング。

step4 テキストを見ながら15回音読。

step5 テキストを見ず、音声について5回リピーティング。

step6 テキストなしで音声の後について5回シャドーイング。

step7 最後に通して聞く(数回)。

 

合計で30回同じ文をやることになります。この30回は絶対サボっちゃダメなのです。理由は後で解説しますね。

 

2サイクル目の手順

2サイクル目からは文章の意味を理解するステップはなくなります。また、それぞれの回数についても少しずつ減らしていきます。

step1 テキストを見ながらリピーティングを3回。

step2 音読を10回。

step3 テキストなしのリピーティングを4回。

step4 テキストなしのシャドーイングを3回。

合計で20回です。

 

3サイクル目以降

音読の回数を徐々に減らします。最終的には4回程度でOK。他のステップも減らしていいですが、2回以下には減らさないほうが良さそう。合計で10回程度にします。

10サイクル目まで続け、1サイクルから10サイクルまでの合計で100回同じ文を反復するようにします。

例えば4サイクル目以降の回数配分の目安として、森沢先生のサイトではこうなっています。

第4サイクル以降手順モデル
1.テキストを見ながらのリピーティング―2、3回
2.音読―4、5回
3.テキストを見ないリピーティング―3、4回
4.シャドーイング―1、2回

合計10回~14回程度

初心者のうちは忠実に頑張りましょう。実力がついてきて、TOEIC800点くらい取れるようになれば、回数を控えてもよくなります。

1サイクルめは30回やらなくてはいけないのはなぜ?

0-21

30回も同じ文章を音読する、というのは本当に必要なんでしょうか?特に時間が足りない働く主婦としては、できるだけ時間を少なく、効率的に学習したいもの。

しかし、この30回という数字の根拠について、提唱者の森沢先生はこのように述べています。

わたしはこの30回という回数をいいかげんに持ち出したわけではありません。私自身の指導経験から、音読効果を確保するためのミニマムな回数として割り出してきたのです。

初めは、森沢先生自身、中学の英語テキストを使って1サイクル100回で5サイクルというやり方で行ったそうです。しかしその後生徒に教えていく過程で、1サイクル100回をこなせる人はほとんどいなかったとのこと。

それで80回→70回→60回→とどんどん減らしていったそう。さほど効果は変わらなかったそうですが、20回まで減らしたところ目に見えて効果が落ちたのです。そこで30回に固定し、安定した効果を得られるようになったということでした。

第2サイクル以降のやり方についても改良を加え、ピラミッド方式で徐々に回数を減らすことで負担を減らす取り組み方を取り入れたというわけです。

第1サイクルの30回さえ真面目にこなせば、2サイクル目からはぐっと楽になります。

30回やるとどのくらいの時間がかかる?

文章の難しさにもよりますが、私の感覚では1時間弱かかりますね。

読んだ回数が分からなくなりますので、手元のメモに記入していくといいですよ。テキストに直接書き込むのも、わかりやすくてお勧め。10サイクル目までやった日付と回数を書いておきます。

 

どうしても時間がない!という人におススメの音読法

0-21音読パッケージ方式で体に叩き込むのが一番確実ですが、どうしても時間が取れない!という人にはこの方法で・・・

1 1サイクル目30回は変わらないが、文章の量を半分にする。

2 音読筆記を取り入れた方式に切り替える。やり方はこちらの記事で書きました。(回数は少なめ、でもやはり1時間弱はかかりますけどね。)
→「英語の「音読」学習法ってどうやるの?」

楽しく・早く学びたい人のためのおすすめ教材

可愛くて楽しいテキストで学ぶなら「アリスの英語」

あの「不思議の国のアリス」の物語を使ったテキストとCDで学べるコースがこちらです。

間違い探しのゲームをする感覚で「集中脳」を活用した学び方なのでびっくりするくらい入ってくるのが特徴。

絵本みたいな可愛いテキストもきっと気に入るはず!

地道に瞬間英作文トレーニングをするのが一番だと思っても、なかなか集中できない・・・という人は、これですね。

初心者こそ「英語耳」を作るべき!スコット・ペリーの「ネイティブスピード」がおすすめ

変な癖が付いていない初心者のうちに英語を聞き取れる耳を作っておけば、自然に正しい発音もできるようになり、本当の意味で実践的な英語力が付きます。

早く英語で会話できるようになりたいなら、基礎学習と並行して、この教材でトレーニングしてみませんか?

旅行までに話せるようになりたいなら「7+English」

旅行や留学などを控えていて、できるだけ早く自分の意思を伝えられるようになりたい!というときは、フレーズ暗記をする学習法は有効です。

ついつい頭の中で完璧な英作文をしてから口に出そう、間違った言葉遣いをしたくない、と思ってしまいがちですが、それじゃあとっさのコミュニケーションはできません。

日常英会話の中で使われるフレーズというのはそんなに数が多くありません。

急ぐ予定があるなら、まずこの「七田式教材」で最低限のフレーズを覚えてしまうという手もありますよ。

 - 「瞬間英作文」方式