瞬間英作文をやると英語の思考回路が出来る

「瞬間英作文」という言葉自体は英語を教える森沢洋介先生の本で有名になったようですが、このような学習法は昔からありました。英語が話せるようになるためには非常に効果的な学習法です。

｢瞬間英作文」はスピーキングのためだけではない

日本語文を見て瞬間的に英文に訳して発声する、というのが「瞬間英作文」の基本的なやり方です。スムーズにぱっと口に出せるようになるまで、反復して練習します。

最初は簡単な文法の文を集めたテキストの日本文を活用して行うといいでしょう。中学レベルの文法項目別になっているテキストが理想的です。

徐々に複雑な文にも挑戦し、会話の中でよく使う表現が含まれている文章をやって、最終的には自分の気持ちや自己紹介などをお手本なしに作文し言えるようにしていきます。

つまり、ぱっと会話できるようになるために非常に効果的なトレーニングです。

関連記事：「瞬間英作文的な通販教材なら「パッとspeaking60」」

 

文法を覚えるのにも役立つ

瞬間英作文というのは、スピーキングだけのための練習ではありません。時制や主語述語の一致を意識した正確な文章作りを覚えられるので、文法を身につけるのにも役立つのです。

もちろん、そのためにはわからないところが出てきたらその都度、文法の本を見て復習する一手間が必要です。その点で「瞬間英作文」の専用テキストは、文法のレベル別にまとめられていて、最初から順番にやれば徐々にレベルアップできるようになっていますので、やはり初心者のうちは市販のテキストを利用したほうが効果的ですね。

瞬間英作文に特化したもの、と書いていなくても、英文と日本文が離れて書かれているページ構成のテキストなら何でも活用できます。英文を隠して、日本文を英訳してみるというやり方がやりやすいレイアウトの本を探しましょう。

瞬間英作文用のテキストを1冊買ったら、20回以上繰り返して反復することを進めている人もいます。

短時間で英作文をするトレーニングを続けるうちに、英語の思考回路ができてきます。思考回路ができると、どんどん意味が簡単につかめるようになりますし、フレーズが頭に浮かぶようになります。やればやるほどスムーズに文章が出てくるようになるのが「瞬間英作文」です。

関連記事：「主婦のための瞬間英作文トレーニング　第1ステージの正しいやりかた」

初心者は瞬間英作文に入る前に基礎を固めよう

こんなに魅力的な瞬間英作文ですが、中学生レベルの文法もあやふやであれば作文自体が全くできないことでしょう。そのたびに別の参考書を調べなくてはいけないと、面倒ですしやる気も削がれてしまいますね。それで超初心者という自覚があるなら、中学英語のおさらいをしながら取り組めるテキストを用意して、文法を学びつつそこで出てくる英文のとおりに作文できるようにトレーニングすれば一石二鳥。

お子さんの「中学英語文法まとめ」的な参考書があれば借りてもいいですね。本屋さんの中学参考書のコーナーに行くと、取り組みやすい本がありますよ。

関連記事：「英会話習得の基礎固め方法をまとめてみた」

 

シャドーイングと併用するのがいい

さて、瞬間的に英作文ができるようになると、何を言ったらいいかがわかるので会話ができるようになります。

ただし、発音やイントネーションに関しては正しいかどうかわかりませんよね。そこで、シャドーイングで発音やイントネーションを覚え、瞬間英作文で言いたいことを文章にできる思考回路を作る、という並行学習がおすすめです。

最初から音声付のテキストを使用して瞬間英作文をやっていれば、このシャドーイングも同じ英文を使ってできるので効果的ですね。

関連記事：シャドーイングとは？

 - 「瞬間英作文」方式