オーバーラッピングで英語を覚えられる?
2014/12/15
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オーバーラッピングとは、同時に言ってみること
「オーバーラッピング」という英語の学習法がありますが、これは日本人にもなじみがある学習法ではないでしょうか。
英文を先生と一緒に発音すること、つまり先生の音にかぶせて(オーバーラップして)話してみる、という練習法です。
このとき、その英文は文章を見ながら行います。
中学高校などの授業で学生時代にも散々やった方法ではないでしょうか。
初心者のオーバーラッピングのコツとは
ただし、独学で英語習得を目指すときにオーバーラッピングをするなら、ちょっとだけコツがあるようです。
初心者は英語のノーマルスピードについていけません。何を言っているか分からないのに、無理してそのスピードに合わせて発声をしても、自己流になってしまい正しい発音やリズムが身につかないのです。
初心者は音声のスピードを下げてオーバーラッピングしましょう。スムーズになってきたら、徐々にスピードを上げてノーマルに近づけていくようにします。
スロースピードでのリスニングに特化した教材もありますし、手持ちの再生機器がスピード調節に対応しているなら、少々間延びした声になってしまいますがそれでやってみます。長めの文であれば特に、大体8割くらいのスピードから始めると良いようです。
パソコンで再生するなら、windows media player などもスロー再生に対応しています。またウォークマンやipotを使っているなら、設定を確認して活用してみてください。
オーバーラッピングとシャドーイングを併用すると効果倍増
同時に言ってみるオーバーラッピングがうまく出来るようになったら、今度は1,2語遅れて言ってみるシャドーイングにステップアップしましょう。
同時に言っているときは、なんとなく曖昧なところも一緒に流れる音声に頼ってしまい、言えたつもりになってそのままにしがちです。
シャドーイングは聞くことと口に出すことがずれるので、さらに一段階高いレベルの発声になるのです。シャドーイングが完璧になれば、リスニングが完璧であるということにもなります。
シャドーイングについての記事内でも触れましたが、オーバーラッピングもシャドーイングも、このようなことに効果があります。
・英語の発音、リズム、イントネーションがつかめる
・リスニング力がつく
オーバーラッピングだけでは話せるようにならないってほんと?
オーバーラッピングでリスニング力や発声の練習になるのは確かなのですが、これだけでは英会話が出来るようになるとは限りません。相手の言っていることが聞き取れても、なんと返していいのかが分からなければ会話になりませんよね。
それで、オーバーラッピングやシャドーイングをする際には、その英文の意味も確実にインプットするようにしましょう。
そうすれば、やったことのある文に関しては意味も発音も覚えられるということになります。繰り返しの練習がものを言います。
ただし、会話という面の思考はあまり使いません。それで思ったことをぱっと言えるようになるには、さらに別の学習法も取り入れましょう。いわゆる「瞬間英作文」の能力を鍛えるのがおすすめです。
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変な癖が付いていない初心者のうちに英語を聞き取れる耳を作っておけば、自然に正しい発音もできるようになり、本当の意味で実践的な英語力が付きます。
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