「写経」を英文でやると英会話が上達するんです!写筆トレーニングのすすめ
2021/12/31
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英語を書き写すだけで上達するってほんと?
「書く」トレーニングというのはいくつかありますが、今回は「写経」のように英文を書き写すだけ、というやり方を解説します。ここでは「写筆トレーニング」と呼びますね。
単語やフレーズを覚えるときに、延々と繰り返しノートに書き出す、という暗記法をやったことがあるのではないでしょうか?でも写筆トレーニングで英会話上達を目指すなら、ちょっとコツがあります。
物語性のある文章を書き写す
単純な単語だけ、というのではなく、5、6文が含まれている文章をまるごと写します。できれば自分でも使ってみたい表現が含まれている文章がいいです。
例えば、ビジネスレターの模範英文、インタビューの書き起こし英文、簡単なエッセイ、自己紹介例文などは実用的です。
お手本の英文を見ながら、1文ずつノートに書き出します。パソコンを使ってもOK。書き出してみると、文の成り立ちがよくわかり、「この表現をここで使ってるんだ」なんていう発見もあります。
また、書き出すときに知らない単語が出ていたら、それは別途覚えるようにしましょう。そうすることで同時に語彙を増やしていくことにもなります。
覚えるまで書いたら見ないで書いてみる
何度も書いているうちに、その文の意味も完全につかみ、すっかりその文を覚えてしまうかもしれません。そうしたら、何も見ないで書けるかどうかやってみましょう。暗唱の書くバージョンなので「暗書」と呼べばいいでしょうか。
すらすらと書けるようなら、その文はもう自分の中に染み付いていると言えます。あとは自分が使いたいときに応用すればいいだけ。主語や述語の組み替えも難なくできるようになっているはず。
「これはこんなシーンで使えそう」「あの人に会ったら言ってみたい」なんていう文はこんな風に完全に覚えるようにするといいですね。そうした取り組みは英会話上達のきっかけになります。
初心者は瞬間英作文の前にやるといい
この写筆トレーニング、今使っている英語のテキストでも行うと効果があります。
このサイトでは瞬間英作文方式の学習法をお勧めしていますが、例えば初級者にお勧めのテキストで「会話できる英文法大特訓」「毎日の英文法」などがありますよね。(関連記事:「主婦のための瞬間英作文トレーニング 第1ステージの正しいやりかた」)こういった初級で使う文法項目別になっているテキストでも、その日やるページを写筆してみましょう。ポイントは、一番最初に書き写すこと。
瞬間英作文は「短文暗唱」でもありますが、初めに文の意味を理解した上で暗唱しなくてはほとんど身につきません。その文で使われている文法の確認をする意味でも、初めに写筆するのはおすすめなんです。
写筆する→音声を聞きながらリピーティングする→次に暗唱するという順番で行うと効果的です。
まとめ
写筆トレーニングのメリットは・・・
・お手本を見ながら写すため、レベルの高い文でも取り組みやすい
・文のなりたち、表現の応用などを学び取ることが出来る
・実際に使ってみたい英文を使用すると実用的で楽しめる
・インプットとアウトプットの両方の側面があるため、手間以上に学習効果が高い。
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