英語学習法「シャドーイング」とは?
2014/12/16
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シャドーイングは同時通訳の能力開発訓練と同じ
「シャドーイング」(shadowing)という英語の学習方法があります。
これは、同時通訳の訓練法から生まれた練習方法だそうです。
shadow=影という言葉が含まれていることから分かるように、影が後からついてくるようにして後を追って繰り返して口に出すというやり方をします。
単語というよりも、ある程度長さのある一文ずつ区切って行うと良いようです。
最初の1,2語を聞いたところでスタートします。
例えば,[how long does it take your house from here?]という一文だとすると、最初の[how long]くらいまで聞いたら自分が話し始めます。
まさに、ニュースの同時通訳などで通訳者が後を追って話している、あんな感じですね。
シャドーイングのやり方ポイント
シャドーイングによって英会話ができるようになるには、ポイントがあります。
それは、聞こえてくる英文のイントネーションや発音をそっくりそのまま真似ること。
区切るところ、速さなども同じように真似ます。
置いていかれる!と焦って適当な発音をしてはいけないのですね。
シャドーイングで何がマスターできるのか
シャドーイングを続けることによってどんな効果があるのでしょうか?
- 英語のリズムやスピード、つなげる音が体感でつかめる
- イントネーション、発音、アクセントが身につく
- リスニング力がつく
大きく分けると以上の3つです。英会話を習得したい人には必須と言える勉強法ですね。
シャドーイングに必要なもの
- ネイティブ発音の音声
- 音声の英文プリント(最初のうちのみ)
この二つだけです。音声付のフレーズ集などが本屋さんで購入できますので、そのどれかを活用してもいいですね。
最初のうちは、英文を見ながらついていきます。慣れてきたら、英文は見ないで、耳から聞こえる音だけに頼って真似して発声します。
スムーズに言えるようになったら次の文へ。徐々に長い文に挑戦していきます。
引っかかる部分があったら、一度その部分だけ繰り返して練習し、上手になったらまた一文丸ごとやってみましょう。
すき間時間に音声だけでトレーニング
シャドーイングに慣れてきたら、英文のプリントはなしでやります。音声だけがあればよいので、ipotなどを使って移動中や家事をしながらやることも可能。
同じ文を使っていると次第に覚えてしまいますが、同時に発音してはいけません。あくまでも1,2語遅れて後をついていく方式です。聞こえてきた音を忠実に再現するというのが目的だからです。
難しいなあと思う場合は
シャドーイングというのはかなり高度なトレーニングでもあります。初心者には難しくて、楽しく出来ないかもしれません。
そんな場合は、まず同じ英文を使って「オーバーラッピング」することから始めるとよいようです。
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