英語発音の基本を学ぶには
2016/10/13
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英語は発音学習なしだと通じない・・・
文法も瞬間的に英文で答えるトレーニングも積んだけれど、いざ話そうとするとなかなか通じない!
・・・これは発音やリズムが違うからです。ヒアリング力を鍛え、音読の練習をすることで自然に身につく発音ですが、最初に基礎の発音を勉強したことがあるかどうかで、効率が全然違ってきます。
発音の基礎を学ぶには2つの方法がある
発音記号を使って基本的な発音の形を覚えるというのが、まず1つの方法です。
これは日本の学校でも取り入れられている、馴染み深い方法ですね。でも、中学でさらっとしか行われないため、そこをさぼって過ぎてしまった場合(私です)、そもそも発音記号の読み方がわからないってことも多いのじゃないでしょうか?
そういう場合には、やはり改めて発音記号から学びなおしたほうが良さそうです。発音のテキストを1冊手もとに置いて、一通り復習しましょう。後々、確認用に見返すことも考えて、発音記号順に見やすく解説されているテキストがおススメです。もちろん音声付きでなくてはダメ。
私が気に入っているのはこの本です。「英語の発音が正しくなる本」。ややお値段は張りますが、DVDも付いていて口の形と動きを合わせて確認できる教材。しかも、後述するフォニックスの要素も含めて編集されているんですよ。理想的です。
(でも私が実際に使用したのは、この本の旧版でCDのみついているもの。黄色い表紙です。中古で安く手に入れることが出来ます。内容はほとんど同じ。発音の映像は後述する無料サイトでもチェックできますので、こちらのほうが実はおすすめ。)
この「英語耳」は、「英語上達完全マップ」の実践者の方(「10ヶ月でやってみた」の中の人)が使用したとレビューしたせいか、定番みたくなっていて、無難。
おもしろく斬新なのがこの本。「アヒル口体操で」発音を矯正できます。CDは付いていなくて、動画を見るために指定のアプリをダウンロードするか、youtubeで見る必要があります。舌と口周りの筋トレで発音矯正をするために2冊目としてチャレンジしてみたい本です。
おすすめ無料発音サイト
・「英語耳」の著者松澤先生のサイトで本の内容がそのまま解説されています。「英語・発音・語彙」サイトの「バイエル」ページが便利ですよ。
・「英語発音入門」 甲南大学の英語教授である伊庭緑先生がまとめたサイト。イギリス発音とアメリカ発音の両方がわかるのが便利。
・「Pronunciation-English.com」サイトの「母音の発音」ページから順にチェック。音声学修士号を持つAtrengkonpokさんのサイトです。口元の画像をクリックすると、発音と唇の形が確認できます。口内の断面図で舌の位置を確認できるアニメーション付き。旧サイトの方が個人的には使いやすいです。知りたい発音記号をクリックしてね。
・「アヒル口体操」の本を書いた富田さんのサイトのエクササイズ解説ページ。
発音記号を使わない「フォニックス」
フォニックスという学習も英語の発音練習には効果的だとされています。
フォニックスとは、
綴り字と発音との間に規則性を明示し、正しい読み方の学習を容易にさせる方法の一つである。英語圏の子供や外国人に英語の読み方を教える方法として用いられている。
フォニックスでは例えば「発音 /k/ は c, k, ck のどれかで書かれる」のように、ある発音がどの文字群と結び付いているかを学び、それらの文字の発音を組み合わせて知らない単語の正しい発音を組み立てる方法を学ぶことができる。(wikipediaより)
つまり、フォニックスは発音の学習と書き方の学習を結びつけるものということになります。英語の表記と音声には一定のルールがあるので、それを覚えるための学習です。フォニックスで一度覚えてしまえば、初めて見る知らない単語でも正しく発音できるようになります。
今は小学生から英語の授業がありますので、学校でフォニックスを取り入れているケースが多いそうです。
ただ、発音記号で学習した経験のある30代以降の人にとっては、フォニックスは一から覚えなくてはなりません。発音記号との混同も生じがちですので、効率的とは言えないかもしれませんね。
最終的には本人の好みで、分かりやすいほうで学習するといいでしょう。
楽しく・早く学びたい人のためのおすすめ教材
可愛くて楽しいテキストで学ぶなら「アリスの英語」
初心者こそ「英語耳」を作るべき!スコット・ペリーの「ネイティブスピード」がおすすめ
変な癖が付いていない初心者のうちに英語を聞き取れる耳を作っておけば、自然に正しい発音もできるようになり、本当の意味で実践的な英語力が付きます。
早く英語で会話できるようになりたいなら、基礎学習と並行して、この教材でトレーニングしてみませんか?